2018/05/03

認知症のは誰にでも起こりうる病気です。
認知症に対して偏見を持たないで、正しい知識を身に着け、認知症を抱える人が安心して生活ができるように、ともに歩み寄り支えあわなければいけないません。
「どのように接すればいいの?」
・認知症は病気だという事をわかってもらう
物忘れが増えてきたり、今までできていたこと仕事や家事が出来なくなり、最初に気づくのは本人です。
今まで当たり前のように出来たことが出来なくなり、認知症の人は心細く、悲しい思いをしています。
家族に迷惑をかけてしまうかもしれないと、一番苦しんでいるのは本人です。
認知症の人が、明らかに間違ったことを言ってきたときも、それは病気が原因だときちんと理解してもらう必要があります。
頭ごなしに相手の意見を否定したり、叱ったりするとますます症状が悪化したり、反抗的になってしまいます。
認知症の人は、被害妄想が強く出ることがあります。
「財布をとられた」と明らかに間違ったことを言ってきても、それは病気が原因であることを理解してもらい、「私がとるわけない」と威圧しないで、一緒に探してあげることが必要となります。
気持ちが静まって、自分の間違いにきずくことがあります。
・言う事を聞いてくれないときは、納得してもらうように優しい対応を
認知症の人は、物事を感覚的に判断しているため、理論的な説明をしてもわかってもらえません。
気持ちが通じて、心で分かってもらえるように、感性的な納得をしてもらうことが必要です。
例えば、食べられないものを口の中に含んでしまったときは、「口の中のものを出して」というのではなく、相手の好物を見せて取り換えっこしない、口の中のものをひとつちょうだいと、相手の目線に合わせて、優しく接することが大切です。
何が悪いか理解していないので、子供をあやすような感じで接しなければいけないのです。
まとめ
認知症で一番苦しんでいるのは本人です。
周りの人が悲観的に考えてしまってはいけません。
共に暮らして行くためには、自然な笑顔、そして心に余裕をもち、優しい口調で対応することが大切なのです。
相手が不安にならないように、出来るだけ今まで通りの接し方を心がけるようにしましょう。
いずれは我が身にも起こりうるかもしれませんから。