2018/05/03

認知症の症状についてよく知られているのは、
- ①怒りっぽくなる
- ②お金などを盗られたといって騒ぐ
- ③行き慣れた道や方角が分からなくなる
- ④食べたことを忘れる
- ⑤同じことを繰り返し話す、言う
- ⑥日付や時間の感覚がなくなる(今日は何月何日かわからない)
といったことがありますが、他にも、
計算が出来なくなる(簡単な足し算・引き算が出来なくなる)、
新しいことが覚えられないが昔の記憶は残っている、
今まで出来ていたことが出来なくなる(着替えや入浴、トイレもままならなくなる)、
味覚が変わる(極端に濃い味になったりする)、臭いがわからなくなる(尿や便の臭いすら気づかない)、
暑い・寒いの感覚が鈍くなる(季節にそぐわない格好をしたりする)
などがあります。
初期の場合は今までと比べたら出来ないことが多くなったくらいでメモ書きや何度も伝えることで何とか対処できますが、進行してくると日常生活がままならなくなるだけでなく、何をするか行動が全く読めないので四六時中目が離せないつきっきりの状態になります。
認知症は内臓の病気ではないため、健康で体力がある方もいますので、危険な行動を止める際などに怪我をするケースもあります。
本人または家族が、『何だかいつもと様子が違う』と疑問に思ったらまずは認知症の診断が出来る医師の診察を受け、できるだけ早く治療や対策を始めましょう。
また、介護保険の申請も早めに行い、デイサービスなどを利用して介護施設の利用を図るとともに、他の人と交流し、脳に刺激を与えて進行を出来るだけ食い止めることも必要になってきます。
認知症も早期発見・早期治療が必要ですよ。