2018/05/03

認知症とはどのような病気なのか?
認知症とは一旦成熟した脳が、様々な原因によりその細胞が死んでしまったり、動きが悪くなっていくことで知的機能が継続的に低下し、日常生活を送るうえで支障が出ている状態のことをいいます。
認知には次の事柄が上げられます。
「認識」・・・ここがどこで、どういう場所であるのかを知ること
「理解」・・・何故ここにいるのか、自分が誰なのかわかること
「判断」・・・自分が何を行えばいいのかを知り、とるべき行動を選択することができること
認知症には次の4種類に分けられます。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭葉変性症
BPSDとは?
BPSD=認知症に伴う行動及び心理症状と略されます。
例えば、
- 認知症の人が今どこにいるのかわからないでいる。
- 誰にきいていいのかわからない。
- 夕日に染まる窓を見ると家へ帰らなければならないと言い出す。
認知症という障害の理解はその人にとっては当たり前の行動な場合が多く、実際は中核症状(記憶障害)に周りの環境(夕暮れや建物)が作用しあっているだけと言われています。
認知症の人との向き合い方
認知症ケアで望まれる資質には次の事柄が上げられます。
- 尊重
- 話し合い(相互理解)
- 共同作業
- 楽しむ
- 感覚を刺激する
- 喜び合う
- リラックス
- 共感を持って理解する(バリデーション)
- 包み込む
- 能力を引き出し」サポートする
- 創造的な活動を促す
- (認知症の人が)人のために何かをしてあげるようにできること
最後に
認知症の人とうまく向き合うためには、認知症という病気をしっかりと理解し、よい環境を持ち続けられる環境を作ることが望ましく、介護者をはじめとするご家族など周囲の人の協力がより必要となってきます。